ご縁のある学校

嵐のように過ぎ去った入試から半月…。お子さまは、穏やかな小学校生活をお過ごしでしょうか?

一年前に入試を終えた中一の娘の学校では、入試期間中、一年前の話で持ち切りのようでした。

「実は、私、2/1~3まで全滅で4日にまさかの合格だったんだ。」

「私は、他の学校の制服採寸まで行ったあとに繰り上げがきたんだよ」

「ぼくは、実は、ここ、見学すら来た事なかったんだ」

どうしても第一志望の学校を忘れられず、入学当初は「高校でリベンジするんだ」と学校名の入ったシャーペンを使い続けていた子も…。

今では、みんな伸び伸びした学校が大好き。放課後も下校時刻ギリギリでまで学食や中庭に残っています。

弊社の代表、寺西がよくセミナーでお伝えしておりますが、お子さまの進学先になった学校が、お子さまにご縁がある学校です。お子さまの将来はまだまだ未知です。

中学受験の経験で一回りも二回りも大きくなったお子さんを誇りに、胸を張って、入学式の日を迎えてください。

皆さまが晴れやかな気持ちで6年間のスタートを切れますように。

お父さん目線

進学先が決まり、入学説明会に制服採寸。説明会や試験日とは違った気持ちでくぐる校門。それぞれ気持ちは違うと思いますが、どのお子さんにとっても新しいステージです。おめでとうございます。

試験を終えたお母さまから、弊社にメッセージをいただく事があります。

多くはお母さまからですが、中にはお父さまから中学受験に関する感想をいただくこともあります。今回は、お父さまからの感想をお伝えします。

 

第一志望の中学校に合格しました。

勝因は、受験前数カ月の精神状態が非常に良かったからだと思いました。それから出題タイプを分析して、息子に合った学校を選んだこと。B型で明るく、3歩歩いたら気持ちを切り替えられる性格なので、それも良い方に効いてくれたと思います。

もちろん、本人もきちんと努力したし、しっかり準備して臨んだことは事実で、よくやったと思う。

 

このお父さまは数歩離れて冷静にお子さまを見るのが上手です。常に寄り添って応援するお母さまと、目標に向かい二人三脚する母子を冷静に見つめるお父さま。とても良い関係と感じました。

卒業式や入学式に向けて慌ただしく過ぎる三学期。

受験を終えた6年生の保護者さま、中学受験を振り返り、結果云々ではなく、お子さまを、お母さまを、お父さまを、色々我慢したかもしれないご兄弟を労う時間を作ってみてはいかがでしょうか。

通過点!

今年の2月1日や2日は朝からすっきり晴れて、憧れの志望校の門もシャンとした気持ちでくぐれたのではないでしょうか。

このブログを読んでくださっている受験生が、全力を出し切り、やって良かった中学受験であったことを祈るばかりです。

第一志望に見事合格した受験生がいる一方、そうではなかったお子さまも多くいらっしゃいます。

首都圏で第一志望に合格できるのは1/4と言われています。

大半の受験生は、小さな胸に大きな悲しみの瞬間を背負うのです。お子さまだけが第一志望に届かなかった訳ではない事、そして何より、お母さま以上にお子さまが大きくショックを受けた事を忘れないでいただきたいです。

大好きなお母さまが一緒に悲しい顔をしてしまうと、お子さまは自分の悲しい気持ち、もしかしたら、申し訳ない気持ちをさらに大きいものにしてしまい、今後、何かにトライする時、「あの時みたいに、どうせやっても…」と考えてしまうと思うのです。

結果、第二志望や第三志望に通うことになったとしても、魅力的な学校だから受験したことを忘れないで、魅力的な部分を大げさにお子さまに話してあげていただきたいです。是非、ポジティブな気持ちで入学式を迎えてください。

中学受験はゴールでなくて、通過点!

入れてくれた学校がお子さまにとって良い学校

受験生の皆さま本当に本当におつかれさまでした!