セミナーに参加して

先日のセミナー「GWの過ごし方」に参加しました。

新中1となった娘に聞くと「GWが一番辛かった」と今でも言います。娘の通っていた塾は体育会。GW中の授業はなかったため、当然、大量の宿題と「GWは休みじゃないぞ!」の激励(煽り?)とプレッシャー。旅行の話で盛り上がる友達を横目に引きこもって勉強した時間が相当苦痛だったようです。まだまだ受験生になりきれてなかったのでしょう。

セミナーの中で印象的だったのは、

「アスリート型」「従来型」「我が家型」。ご家庭で受験勉強のスタンスを決めること。

ご家庭でスタンスを決めたら、この先もずっとその軸を大切にし、周りの情報や「〇〇ちゃんは何時間やってるらしいよ!」などの話にブレずに、最後まで親子で自分たちの受験生活を送ってください。

中学に入ったら、子どもは急に遠いところへいってしまうよ。と先輩ママに言われていたけれど。朝早く家を出て、日が暮れるまで帰宅せず。週末も授業や部活があったり。子どもの世界は一気に広がり、受験勉強とは違った忙しい日々が始まっています。

中学受験は、親子が寄り添って過ごす最後の日々です!本当にその通りだったな。と実感しています。

あの時は大変だったけど、一緒に頑張ったね。と良い思い出になるでしょう。

どうぞこの時間を大切にし、親子で思い出に残るGWをお過ごしください。

公開行事に行く際は!

GW明けから行われる学校説明会の多さに驚きます。

思えば、ザ・昭和な私の学生時代、学校説明会もオープンキャンパスもありませんでした。
女子校の文化祭と言えば、校内は受験生であふれることはなく、男子校に通う彼氏を呼んでさりげない(大っぴらな)自慢大会。内輪ウケを楽しむ公開行事でした。

時代は変わり、中学受験を意識し始めた4年生、本格的に勉強を始めた5年生は、多くの学校説明会やオープンキャンパスに足を運ばれることでしょう。
入試前に学校に足を運ぶ機会があり、生徒さんの様子を見ることが出来るなんて恵まれていますね、平成っ子と令和っ子。

さて、お子さまと学校を訪れる際に注意していただきたいポイントがあります。
娘と息子、2人の中学受験を終えた母としての感想ですので、
さらりと読んでいただけるとありがたいです。

先入観を持たせないようにしよう!

子どもはお母さんが大好きです。もしくは常に顔色をうかがっています。
「ここの学校は今のあなたの成績では難しいけれど一応見ておこう」とか「お母さんの憧れの学校だから、ここを気に入ってくれるといいな」とか「遠いから通うとなったら一苦労ね」とか「制服がイマドキじゃないからいまいちね」など例を挙げればキリがなく…
無意識に放った一言で、お子さまの学校を見る目がほぼ決まってしまいます。

私はこれでしくじりました。

お子さまが学校の雰囲気をピュアに感じ取れるように、お母さんはお口にチャック。
距離があるからとか、はなから届かないとか、公開行事に行っても意味のない学校にはわざわざ行かない方が良いと思います。

山のようにある首都圏の中学校。
むやみやたらに公開行事に行かない!

お母さまはまず合同説明会に足を運び、気になる学校資料をかき集め、情報収集。
おめがねに適った学校の公開行事にお子さんを連れて行く。いかがでしょうか?

学校選びで大切なのは、6年間通うのはお子さまだということです。

大学進学実績、校風、部活、何にポイントを置いて学校選びをするのかをお子さまとじっくり話し合い、明白にして、情報に惑わされずブレない学校選びをすることがポイントです。

お子さまにピッタリな学校が見つかることを願っております。

【これから行われる合同説明会】

神奈川全私学中学相談会
4/29(月・祝)
参加校 神奈川 全私学中学60校
会場 パシフィコ横浜(横浜)
http://www.phsk.or.jp/consultation.html

東京私立中学合同相談会
5/19(日)
参加 東京 174校
会場 東京国際フォーラム(有楽町)
http://j.tokyoshigaku.com/news/view/76

初めてづくしの一週間

新入生の皆さま、遅ればせながらご入学おめでとうございます。

 

今年は花冷えが長く続き、

初々しい制服姿と桜

という最高のコンビネーションを

中学一年生の一保護者として存分に楽しんでいます。

 

反面、慣れないぶかぶかの制服を着た生徒さんは

重い鞄と寒さで縮こまって歩いていてかわいそうな気もします。

 

早起き、固い制服、重たい鞄、通学ラッシュ

新しい環境、新しい人間関係…

 

初めて尽くしの1週間がようやく終わります。

 

中学一年生になった娘の朝の様子を見ていると

月曜日→緊張マックス

火曜日→やる気マックス

水曜日→疲れマックス

木曜日→クールに淡々と準備(淡々とした静けさが不気味)

 

と感情のジェットコースターに乗っているようです。

明日はどうなる事やら…

 

焦らずに

ゆっくりゆっくり

そろりそろり

 

と新生活に慣れて欲しいものです。

 

高校生になる息子が中学入学して1週間後

疲れからイライラして、壁をキックして、見事に穴をあけました…

修理代10万円…

 

緊張の連続で、心の持って行き場がなくなってしまっていたのでしょう。

数年経った今だから、気持ちも分かります。

お母さまも、早起きして、お弁当作って、大変ですよね。

 

私なんて、朝から晩まで、

頭のどこかで「明日のお弁当どうするか問題」

がちらついています。

 

来週から、いよいよ授業が本格的に始まります。

心も体も余裕を持って、月曜日を迎えらるように

今週末は家族全員“起きるまでたっぷり寝よう!”

やめるという選択

幼稚園から大学まで一貫校に通うお子さんが小学校卒業を機に、

私立をやめて、地元の公立校に行くという決断をしました。

 

最初お子さんから退学の意思を聞いた時、

ご両親は「何を言い出すの?もったいないからやめちゃダメ!」

と聞く耳を持たなかったそうです。

 

ご両親としてみれば、大学卒業まで受験とは無縁で

エスカレーターに乗って卒業できるのですから当たり前です。

 

「受験を回避する」ことも理由に幼稚園から一貫校に入れたのですから

3年後に高校受験のある公立に転校するなんてありえないと唖然。

 

学校が嫌な訳でもなく、毎日通学し、お友達とも仲良くしているので

ご両親としても不思議でならなく、とにかく時が過ぎるのを待ちましょう

としばらくの間、無視し続けました。

 

お子さんはそれでも負けません。

 

聞くだけ、あくまでも聞くだけ!

と年末に家族会議を開きました。

 

「大変だと言われている受験のない、幼稚園から大学まで続いている学校に入れてくれた両親には感謝している。本当に感謝している。ただ、違う世界も見てみたい。今いる学校はみんなが同じものを良いと思っていて、同じ目標を達成するために、同じ動きをすることが良いとされていて、なんだか自分には合わない。私は違うと思うって言えない。大人になってしまう前に、違う意見も面白いねって言ってもらえるところがあるのか確かめたい。」

 

と言われてご両親はハッとしたそうです。

 

いつの間にか、子どもがこんなに成長していたとは…

 

幼稚園受験、小学校受験は120%親の意思。

子どもが選ぶことはありません。

9年間通った学校を嫌いでやめるわけではなく、

先生やお友達に感謝して、新しい環境を選ぶ娘を誇りに思う。

 

家族会議を終えて、ご両親の思いは180度変わり、

すぐに退学手続きに動いたそうです。

 

多くの親は、子どもに良かれと信じて受験をさせます。

 

ただ、入学後、もしもお子さんが「違う」と感じた時に、

子どもの声に耳を傾けることは大切だと思います。

 

得たものを捨てる、続いて行く道をやめることは簡単ではないけれど

もしも子どもがそれを選ぶなら応援してあげたい。

新しいスタート

長い受験勉強が終わり、お子さんも保護者の皆さまもホッとしているころでしょう。

我が子も、今まで我慢してきた分、残りの小学校生活を取り戻すかのように羽を伸ばす日々。

放課後、毎日暗くなるまで遊びまわり、帰宅後もテレビを見ながらゴロゴロ、ゆっくり学校の出来事を話したり、旅行の計画を立てながら家族で夕飯をいただく、なんとも穏やかな時間。

「これが本来の小学生の姿だったのね。」「1か月前からは想像もつかない日々だよね。」

なんて、母たちものんびりとした日を過ごしていましたが・・。

ついに、進学先の学校から「春休みの課題」とやらをもらって帰ってきました。

ついこの前まで、予習シリーズを開いていた子が

体系数学の教科書片手に問題集を解いている・・・。

「もう新しいスタートに立ったのか~」「ほんとに通過点だったんだな~」

なんて、しみじみ。

ちょっと遠くにいってしまったような、さみしさも感じつつ

これが、まさに「期待と不安の入り混じった」春の心境なのでしょうか。

 

さてさて、母はどこへ向かってスタートを切ったらよいのだろうか・・。

親子で素敵な春が迎えられますように!!

 

校長面談に行ってきました

春から娘がお世話になる中高一貫校の校長面談に行ってきました。

 

入学前に新入生の保護者一人ひとりと校長先生が個別でお話する面談です。

一学年の人数も少なくない学校なので、校長先生もさぞかし大変だろうと思うのですが、

保護者としてはゆっくりと校長先生とお話する機会をいただけて良い時間でした。

 

説明会では離れた壇上からお話されるので近寄り難い存在でしたが、

こうして近い距離でお話させていただくと、

親近感というか、なんというか…

「普通の人なんだ!」と思うから不思議です。

 

娘の現状や学校への思いなどをお話した後に校長先生のおっしゃった一言。

 

「ぜひ、この学校の先生と沢山お話してくださいね」

 

先生が生徒を指導すると同様に、生徒たちにも先生にどんどんリクエストして、

一緒に学校を作っていって欲しいとのことでした。

学校に通って授業を受けて帰るという受け身の姿勢ではなく、

自ら意欲的に学校や先生に関わっていって欲しいそうです。

「その方が先生たちも楽しいから」とほほ笑んでおっしゃった校長先生。

 

先生=勉強を教えてくれる人

 

私にとって先生とはただそういう存在でした。

 

これからの6年間、多くの時間関わる存在になるのだから、

お友達との人間関係を築くように、

先生とも距離を置かず人間関係を築いて欲しいそうです。

 

娘がここの学校で、お友達や先生とどんな6年を過ごすのか楽しみです。

ついうっかり!に気を付けて

中学受験も大半が終わりました

春から通う学校も無事に決まり、気の抜けた方もいらっしゃると思います

親のかかわりも多い中学受験、本当におつかれさまでした

 

でも、でも、ついうっかり!に気を付けてください

 

私の母は中学入学金の納入締切日をうっかり忘れました!

私の友人の母は、大学指定校推薦の入学金の納入締切日をうっかり忘れました!

私の友人は合格証書受け取り期日をうっかり忘れました!

 

このうちのいくつかは学校との話し合いにより解決されましたが、

どうしようもなく終わったものもあります

 

お子さんの頑張りが…

と嘆いても後の祭り

 

「お家に帰るまでが遠足」と学校の先生がおっしゃるように

「手続き完了までが中学受験」です。

 

まさかとは思いますが

ついうっかり!

にはくれぐれもご用心くださいね

 

この事件をきっかけに

私は少々ぐれました!

中学受験を終えて

公立中高一貫校の合格発表も終わりましたね。

中学受験に関わったすべての方

おつかれさまでした。

「中学受験ロス」などという言葉があるようですが。。

我が家も、「時間がいっぱいあるね~」「暇だな~」などと言いながら、親子でどこか淋しさを感じています。

我が家の2月1日前夜は。。

塾の指示通り、暖かいお風呂にゆっくり入り、受験票と持ち物の確認をし、

いつもより早めにベッドに入り消灯。

ここまでは順調だったのですが・・・。

しばらくすると、ベットに顔を埋めてしくしく泣き出す娘。

「中学受験終わっちゃうのさみしい」「4年生に戻りたい」「ママと一緒に頑張れて楽しかった」

思いもよらない展開に

「明日以降の結果より、こんな風に思ってくれたことが、何よりも嬉しいよ。」と娘に伝え、二人でしばらく号泣。

翌日の大切な入試初日は、若干の寝不足となってしまいましたが、

私たち親子にとっては忘れられない思い出となりました。

受験をされたすべての家庭に、それぞれのかけがえのない思い出ができた事と思います。

この思い出を大切に、新しい環境でたくさんの経験ができますように

ただただ願う母でした。

 

 

校舎まで続く道はアウェイを楽しもう!

サッカー大好きな男の子から聞いた話

個人塾に通い、今年第一志望の中学校に合格しました。

 

「校舎までの道がマジで面白かった!」という彼。

 

入試の日、校舎まで続く道の両脇に大手塾の旗を持った先生が立ち

塾生に握手と共に最後の応援メッセージを送るあの光景。

あの光景を見て萎縮してしまうお子さんも中にはいるようです。

 

彼にとっては、あの光景が面白かったというのです。

 

理由を聞くと

 

「僕の塾は小さいからさ、先生なんてもちろん来てなくてさ、

マジでアウェイ感を感じたんだよね。

そうしたら、頭の中にサッカー日本代表が浮かんでさ、

アウェイのホームで戦うってこんな雰囲気なんだって。

負けるのは絶対に嫌だ!やってやろうじゃないか!

ってやる気がマックスになったんだよ。」

 

頭の中に日本代表の応援ソングが流れたそうです。

 

試験開始の「始めてください」はキックオフの笛の音

試験終了の「書くものを置いてください」は試合終了の笛の音

「勝った!」と確信した瞬間!

 

アウェイの雰囲気を楽しんで、自分を奮い立たせて、合格した男の子

素晴らしいマインドの持ち主だと思いました。

小規模塾ってどんなとこ?

6年生保護者の皆さま入試おつかれさまでした!

 

結果はそれぞれかと思いますが

弊社の代表取締役である寺西幸人は言っております。

 

「入れてくれた学校が良いところ・入った学校が良いところ」

 

与えられた環境で、お子さんには充実した6年間が待っています。

楽しみですね!

 

 

さて、今回は小学校中学年のお子さんをお持ちの保護者さまへ

中学受験の準備を始めるにあたっての塾選びの話をしたいと思います。

 

3年間小規模塾に娘を通わせての感想です。

小規模塾に通うお子さんの数はやはり少数だと思いますので、

情報もレアなはず!

少しでも塾選びのご参考になれば幸いです!

 

小規模塾のメリット

・周りに惑わされず自分の第一志望を目指せる

・塾に同じ学校のお子さんがいないため、学校で塾の話が出ず、

塾と学校の切り替えができる

・先生との距離が近く、質問がしやすい

・学校のお友達とは別の塾友ができる

 

小規模塾のデメリット

・学校情報が少ないため、自ら学校説明会に積極的に参加して新しい受験情報を

得なくてはならない

・同じ学校を目指すライバルが塾内にいないため、競争心がわきにくい

・外部模試を受けなければならない

・志望校対策講座がないため、各自で対策を練らなければならない

 

ざっとこんな感じでしょうか。なので…

 

小規模塾に向いているご家庭像

  • 保護者が中学受験に向けて情報アンテナを常に張っているご家庭
  • 積極的に先生に質問に行かれない消極的なお子さんをお持ちのご家庭
  • ベルトコンベアー的作業が苦手でマイペースに勉強を進めたいご家庭
  • 第一志望校がすでに確定していて、その学校に向けての対策のみを進めたいご家庭
  • 学校と塾を全くの異空間にしたいとお考えのご家庭

 

上記に当てはまるご家庭で、近くに小規模塾があれば

是非一度のぞいてみてください。

もしかすると、お子さまにピッタリな塾かも知れません!