おだやかな

コドモの鍛え方

 

 

 

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商品の説明

内容紹介

目次

 序章 ~母親vs息子 勘違いのほころび~

 第一章 男の子は幼いのがあたりまえ

 第二章 自信をもたせる男の教育

 第三章 ていねいな男の子の鍛え方

 第四章 信頼のメカニズム

 第五章 やってはいけない親の三悪

序章 ~母親vs息子 勘違いのほころび~

お母さんにとって、

男の子はかわいいものです。

愛する旦那さまと似ていたりすると、

なおさらです。

しかし、

心からかわいいと思えるのは、

小学校低学年くらいまでではないでしょうか。

成長の過程では

言うことを聞かなくなりますし、

日々、頭にくることが

たくさんあって当然です。

「昨日も言ったでしょ!」

「ちゃんとやりなさい」

「早くしなさい」

とイライラしたり、

はたまた、

「うちの子、これでいいのかしら」

「周りの子たちとうまくやっているのかな」

「学校で迷惑かけてないかな」

「いつも怒られてばかりなんじゃ…」

などと、

心配のあまり妄想を膨らませてしまう、

そんなお気持ちはとてもよくわかります。

多くのお母さん方とお話をしていると、

お子さんに対して必要以上に悩み、

心配をしていらっしゃるように感じます。

我が子が人並みに成長していないのでないかという

恐怖心をお持ちの方も少なくありません。

ではなぜ、

そんな過度の不安感を持ってしまうのでしょうか。

それは、男女の違いが原因です。

お母さんが悪いわけでもなければ、

ご家庭の教育方針が

間違っていたわけでもありません。

男と女は、まったく違う生き生物です。

女性は、ファジーで多様的な価値観で

物事をとらえることが得意です。

一方、男の子を含めて男性は、それが苦手です。

そこを押さえておかないと、

男の子の教育方針を見誤ります。

(旦那さまへの教育もしかりですね)

また、女性は男性より

危機管理能力に長けています。

それゆえ、

お母さん方はつい先取りして、

必要以上に心配をしてしまう傾向があるのです。

難しいことを申しているわけではありません。

要は、男は単純な生き物だということです。

男の子は、単純で幼稚で、

成長が遅いのです。

男性は、執念、執着、こだわりといった、

無形で意味のないものに本気で取り組む、

ある種の才能を持っています。

執念、執着、こだわりというのは、

円滑な社会生活には不要であり、

見方を変えれば

独りよがりで迷惑な価値観とも言えます。

しかし、これこそが、

実は男性の原動力になっているのです。

年齢は関係ありません。

会社組織のつまらない争いごとを考えれば、

一目瞭然です。

男性は、あるいは男の子は、

このロマンに邁進することができ、

ロマンを追求する過程で、

物事を達成したり、

人生において力を発揮したりできるのです。

こうした男性や男の子の生来の性質と

女性の価値観が大きくずれていることが、

母親が男の子の子育てで

つまずく原因だと確信します。

まずは、男性と女性という生き物の

根本的な違いを認めましょう。

それが円満な夫婦関係構築の秘訣であり、

男の子を大物に育てるための第一歩です。

本著では、そんな視点から、

男の子の育て方について

わかりやすく提言いたします。 

〈著者プロフィール〉

笠井 淳三  獨協中学・高等学校 校副校長

          (1955年東京生まれ。東京学芸大学卒業)

◆ポリシー:「後生畏るべし」「出藍の誉れ」

 先に生まれた者は、後に生まれた者より経験がある分だけ、教え導くことが

 できます。だからこそ、教師にとって一番うれしいのは、生徒が自分を追い 

 抜いて立派な大人になってくれることです。 

◆性質:新しい物好き 

 いわゆる「アーリーアダプター」です。コンピューターは就職した1980

 年に始めました。理系の先生からは、オモチャで遊ぶ変な文系と思われて        

 います。

◆教師になったきっかけ:高校の先生を見て

 ダメダメの高校生だったのですが、教壇に立つ先生を見て、「これでいいの

 か。日本はヤバいぞ!」と思い、教師を目指すことに。生意気な生徒で申し

 訳ありませんでした…。

◆目指す教育活動:「考える」をもっと身近に!

 考えることがおもしろくて当たり前になるような教育を目指しています。先

 の読めない時代と言われていますが、それはいつの時代も同じこと。そして、 

 どのような時代であっても求められるのは柔軟な思考力です。ただのガリ勉

 は必ず行き詰まります。

◆本著に寄せる想い:子育ての戦友に捧げる書

 子育ては戦いです。今は年をとりましたが、「戦友に捧げる」という思いで

 筆を執りました。

 

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