私立学校維新 世界のリーダーを育てる 柴田哲彦 著 |
学校にはさまざまな生徒が入学します。
従来の日本社会や教育現場では、決まった型に生徒をはめ込むことが、
優れた学校教育だと短絡的に考えられてきたように感じます。
しかし、人々の価値観が多様化する今の時代において、
旧来の教育は限界に達しています。
画一的な考え方では、対応しきれないところまできているのです。
本来であれば、学校と保護者が互いの価値観を尊重し合い、
生徒の成長を促す教育活動を協力して行うべきなのですが、
残念ながらそれが難しい状況が頻発しています。
学校や教師の思考が停止し、多様性に対応できていないのです。
私学の理想的なあり方は、
建学の精神に賛同した教師が教鞭を執り、
建学の精神に賛同した生徒が学び、
建学の精神に賛同した保護者が学びを支える、
という形です。